転んだ


一応移転したんですよ.
by rdayor
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むぢの風邪が治って何より(´ー`)でも10時以降に落ちてるのは(´・ω・`)

「金の切れ目が縁の切れ目、なんておっしゃって、冗談かと思うていたら、本気か。
来てくれないのだもの。ややこしい切れ目やな。うちがかせいであげても、だめか。」
「だめ。」
それから、女は休んで、夜明け方、女の口から「死」という言葉が初めて出て、女も人間としての営みに疲れ切っていたようでしたし、また、自分も、世の中への恐怖、わずらわしさ、金、れいの運動、女、学業、考えるととてもこの上こらえて生きて行けそうもなく、その人の提案に気軽に同意しました。
けれども、その時には、まだ実感として「死のう」という覚悟は、出来ていなかったのです。
どこかに「遊び」がひそんでいました。その日の午前、二人は浅草の六区をさまよっていました。
喫茶店にはいり、牛乳を飲みました。
「あなた、払うて置いて。」
自分は立って、袂からがま口を出し、ひらくと銅銭が三枚、羞恥よりも凄惨の思いに襲われ、
たちまち脳裏に浮かぶものは、仙遊館の自分の部屋、制服と、布団だけが残されてあるきりで
、質草になりそうなものの一つも無い荒涼たる部屋、他には自分が今着て歩いている
絣の着物と、マント、これが自分の現実なのだ、生きては行けない、とはっきり思いました。
自分がまごついているので、女も立って、自分のがま口をのぞいて、
「あら、たったそれだけ?」
無心の声でしたが、これがまた、じんと骨身にこたえるほど、痛かったのです。
初めて、自分が恋した人の声だけに、痛かったのです。
それだけも、これだけもない、銅銭三枚は、どだいお金でありません。
それは自分が未だかつて味わった事の無い、奇妙な屈辱でした。
とても生きておられない屈辱でした。
所詮その頃の自分は、まだお金持ちのお坊ちゃんという種族から、脱し切っていなかったのでしょう。
その時、自分は、みずからすすんで死のう、と実感として決意したのです。
その夜、自分達は、鎌倉の海に飛び込みました。
女は、この帯はお店のお友達から借りている帯やから、と言って、帯をほどき、
畳んで岩の上に置き、自分もマントを脱ぎ、同じ所に置いて、一緒に入水しました。
女のひとは、死にました。そうして、自分だけ助かりました。



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ニャー(´;ω;`)
LV上げメンドイ・・・ってか執事のLV上げてるとむぢに会えない( p_q)
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by rdayor | 2005-10-04 23:06 | メイポ
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